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Open AccessArticle10.5035/nishiseisai.67.101

舟状骨偽関節による長母指屈筋腱皮下断裂の2例

TL;DRAbstract

【目的】今回我々は比較的稀な舟状骨偽関節により長母指屈筋腱皮下断裂を生じた2例を経験したので報告する.【対象と方法】症例1:70歳男性.約1年前頃より誘因なく右前腕掌側の痛みを自覚し,その後右母指IP関節屈曲困難となり,前医より紹介となった.単純X線にて舟状骨偽関節およびDISI変形を認め,長掌筋腱による再建を施行したが,術後5か月頃より再度右母指IP関節自動屈曲困難となり,再手術を施行した.症例2:69歳女性.約45年前に左舟状骨骨折の治療歴があり,約3年前に重量物を抱えた際に左手に弾発音がして左母指IP関節の屈曲困難が生じ,当院紹介となった.舟状骨偽関節によりFPL断裂を生じたものと考え,舟状骨遠位骨片摘出およびPLによる再建を行った.【考察】舟状骨遠位骨片の処置において,DISI変形進行の可能性がある症例においては骨棘切除(症例によっては骨片摘出)などによる再建後の屈筋腱滑走床の状態をしっかりと考慮すべきであると考えられた.

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【目的】今回我々は比較的稀な舟状骨偽関節により長母指屈筋腱皮下断裂を生じた2例を経験したので報告する.【対象と方法】症例1:70歳男性.約1年前頃より誘因なく右前腕掌側の痛みを自覚し,その後右母指IP関節屈曲困難となり,前医より紹介となった.単純X線にて舟状骨偽関節およびDISI変形を認め,長掌筋腱による再建を施行したが,術後5か月頃より再度右母指IP関節自動屈曲困難となり,再手術を施行した.症例2:69歳女性.約45年前に左舟状骨骨折の治療歴があり,約3年前に重量物を抱えた際に左手に弾発音がして左母指IP関節の屈曲困難が生じ,当院紹介となった.舟状骨偽関節によりFPL断裂を生じたものと考え,舟状骨遠位骨片摘出およびPLによる再建を行った.【考察】舟状骨遠位骨片の処置において,DISI変形進行の可能性がある症例においては骨棘切除(症例によっては骨片摘出)などによる再建後の屈筋腱滑走床の状態をしっかりと考慮すべきであると考えられた.

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